Remy Carriat Tanneryは、1927年にレミーキャリアット夫妻によってフランス/バスク地方に設立された老舗のタンナーです。設立当初は紳士靴を作ることを目的として、ヨーロッパの子牛皮を鞣し加工して靴業界へ提供していました。その後、約100年の歴史の中で最高の技術を磨き、皮革製品、馬具、装飾品などの様々な業界へ優れたの品質のレザーを数多く提供し続け、今では世界の著名ハイブランドから愛されるタンナーに成長しました。
About Remy Carriat Tanner
Founded in 1927 by Mr and Mrs Rémy Carriat, the company originally tanned European box-calf skins to provide leather for the men’s shoe industry. Over the years, the company became a major name in the domestic market, but has never compromised the quality of their products.
In 1970, the company branched out into the soft upholstery market with the introduction of young bull skins into their product range. During a technical consultancy trip to Pakistan six years later, Jacques Carriat discovered buffalo hides, and introduced them into the French market.
On a commercial level, Rémy Carriat Tannery has become a highly well known supplier to professionals in the accessory, leather-goods, saddlery and decorative industries.
And on top of that, they are reinforcing their international presence.
リュバンシリーズに使われてるレミーのラグーンは、セミアニリンのナチュラルシュリンクレザーです。
セミアニリン仕上げとは、染料と顔料を併用した良いとこ取りの仕上げです。
染料仕上げはレザーの表面に透明感を生み、レザーに高級感を与えますが、表面のキズや汚れを隠すことはできません。一方顔料仕上は、レザー表面のキズや汚れを隠し、発色の良い綺麗なカラーを表現することが可能です。しかし顔料の使用量が多くなると、レザー表面の透明感を失い本来のレザーの質感を失います。
ナチュラルシュリンク加工とは、薬剤を鞣しの段階で使用してレザーをシュリンクさせる (縮ませる) 加工です。レザーを縮ませることで特徴的な表面の凸凹が生まれ、 ソフト感が増し弾力性も生まれます。また傷を目立ちにくくする効果もあります。
エンボス加工でレザーの表面に凸凹を付けることも可能ですが、エンボス加工時に熱が加わるので、シュリンクシボのように凸凹が大きめの場合はレザー表面が硬くなり、レザーの本来の風合いを殺してしまう可能性があります。
レミーのラグーンは、フランスの老舗タンナーの技術で仕上げたセミアニリンのナチュラルシュリンクレザーなので、ソフトで弾力のある風合いが心地よく、発色の良い綺麗なカラーで上質な仕上がりです。
Sustainable development
フランス/バスク地方の美しい環境にあるRémyCarriatTanneryは、周りの美しい自然環境を維持するために、自社に生物学的、物理化学的処理ステーションがあり、廃棄物排出量を大幅に削減しています。
サスティナビリティについて
RémyCarriatTanneryにとって、環境への配慮は生産プロセスにおいて不可欠です。
透明性を持って、現在のすべての基準に基づくプロセスを使用することで、周囲への影響を最小限に抑えることを目指しています。
さらに環境を保護するために、フランス/バスク地方のエスプレット村と協定を結び、下水を標準的な都市下水と一緒に共同生物学的処理ステーションに送ることができます。 またサプライヤーやクライアントと協力してヨーロッパのREACH指令に基づいた、より新しく、よりクリーンな製造プロセスを継続的に研究しています。